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アドレナリンの分泌を抑える方法を学んで不眠やイライラを解消しよう!


目次
アドレナリンとは?
アドレナリンは「ノルアドレナリン」「ドーパミン」「セロトニン」など100種類以上あると言われている「神経伝達物質」の1つです。
アドレナリンを「脳内麻薬」という呼び方をする時もあります。また、前駆体であるノルアドレナリンなどが交感神経に作用し、交感神経が優位になった時に副腎髄質から分泌されるホルモンの1つです。
アドレナリンはあなたを興奮させ覚醒させる
アドレンリンは「生命の危機」を回避するために分泌されていた分泌です。生命の危機が訪れた時に、「逃走か闘争」のどちらかを判断して瞬時に行動する時に分泌されていた物質なんです。
アドレナリンが分泌されると「集中力」「判断力」「身体能力」が向上します。火事場の馬鹿力と言われるものがありますよね。「母親が車の下敷きになった娘を助けるために車を一人で持ち上げた」なんていう普通では考えられないような力を発揮することです。
これはアドレナリンが分泌されるおかげで起こる現象なんです。私たち人間は普段の生活で100%の力を発揮していません。100%の力を発揮すると体が壊れてしまうからだと言われています。しかし、アドレナリンが大量に分泌されるとリミッターが外れて隠れていた潜在能力が引き出されます。
また、アドレナリンが分泌されると「心身の覚醒」「興奮」という作用もあります。血管が拡張され、血流が増すためこれらのような作用が起きます。
イライラする…眠れない…そんな方はアドレナリンが原因かも!?
アドレナリンは「ストレス」に反応して分泌されます。「明日は大事な用があって絶対に早く起きなくちゃいけない」「辛い出来事があって眠れない」なんて経験ありませんか?これらはストレスに反応してアドレナリンが分泌されるせいで起こるんです。
アドレナリンが分泌されると交感神経を刺激します。でも、寝る時や家にいる時に活性化しなくてはいけない神経は「副交感神経」なんです。
交感神経は「興奮している時や緊張している時に活性化する神経」、副交感神経は「リラックスしている時に活性化する神経」なので、アドレナリンが分泌されて交感神経が活性化すると眠れなくなってしまうんですね。
眠れない…そんな時にアドレナリンを抑える4つの方法
「眠りたい!」「眠れないせいで遅刻してしまう…」なんて方はアドレナリンの分泌を抑え、リラックスしてぐっすり眠りたいですよね。これから、アドレナリンを抑える3つの方法をご紹介いたしますのでぜひ、参考にしてください!
カモミールティを飲もう!
カモミールには筋肉の緊張を和らげて神経をリラックスさせる効果があります。ある童話の中で「興奮しているキャラクターにカモミールを飲ませる」なんて場面もあります。カモミールはリラックスしたい時に何100年も前から飲まれていた飲み物なんですね。
アドレナリンが分泌され興奮していても、カモミールを飲めばリラックスでき副交感神経が活性化され眠れるようになるでしょう。
また、ぐっすり眠りたいのであれば絶対に控えた方が良い飲み物があります…それは「コーヒー」です。コーヒーにはカフェインが含まれているます。このカフェインには興奮作用があるのでアドレナリンの分泌を助けてしまいます。
寝る前などはコーヒーを控えるようにしましょう。
砂糖が入っている甘いものを控える
イライラしたら甘いものを食べたくなるなんて方、多いですよね。でも実際は、これは大きな間違いなんです。アドレナリンは血中の糖が大好きで、これを餌に増えていくんです。
なので、イライラして甘いものを食べると逆効果で、アドレナリンを増やしてしまうんですね…
甘党の方が離婚率が高いというデータもあるようです。
しかし、甘いもの全てがダメというわけではありません。チョコやケーキ、お菓子などの「白砂糖」を原料にした甘いものがアドレナリンの分泌を促してしまいます。フルーツなどの糖分は大丈夫です。
GI値が低いものを食べるようにしよう!
アドレナリンの分泌を減らすには「GI値」が低いものを食べるのがオススメです。(※GI値とはアドレナリンのエサである血糖をどの程度急激に上げるかを示すスコアのことです。)
GI値の高いものは「白米」「食パン」「にんじん」などで、低いものは「アボカド」「ヨーグルト」「トマト」などです。
4-7-8呼吸法
ベッドに入っても眠れないという方は必見の方法です。この4-7-8呼吸法は「1分で簡単に眠れる方法」として話題になっています。健康指導者で有名な方である米国のアリゾナ州立大学のアンドルー・ワイル博士が提唱した呼吸法です。
ベッドに入ってから以下の通りに呼吸してください。
1.4秒かけて鼻から息を吸い込みます。
2.7秒間息を止めます。
3.8秒かけてゆっくりと口から息を吐き出します。
どうでしょうか?簡単ですよね。これらの3ステップを繰り返すだけで眠ることができます。
この呼吸法は交換神経を高ぶらせるアドレナリンの作用を弱め、心拍を緩やかにする効果があり、リラックスする物質を分泌させる効果があるようです。この呼吸法を続ければ副交感神経が活性化され眠れるようになるでしょう。
イライラした時はアンガーマネジメントでアドレナリンを抑えよう!
「アンガーマネジメント」というものをご存知でしょうか?これは最近注目されていて「怒りをコントロールする方法」なんです。
しかも、この方法がとても簡単!イラってしたり、カッとした時に「6秒間待つ」だけでいいんです。怒りは6秒我慢するとピークを過ぎて治ってくるそうです。
もし、イライラしたら6秒数えて我慢してみましょう。そうすれば怒りをコントロールして人間関係や仕事などで揉め事をなくし、円滑にまわしていくことができるでしょう。
